犬もの(本・セミナーetc): 2010年10月アーカイブ

今日は(も?)お勉強の日。

日本ペットロス協会 主催の「伴侶動物と飼い主のためのホリスティック・マッサージ講座」の第一回目。

 

講座の資料と一緒にいただいた、鍼灸の教材が以下。

temp_101017_1039~01.jpg上のふたつが円皮鍼(置き鍼)と磁気灸(ピッ○エレキバンみたいなもの?)。

真ん中がローラー針。

下が集毛針。

 

鍼療所に通っている穴子天丼には、置き鍼は既におなじみですが、磁気灸は初めて見ました。そして、ローラー針も集毛針も初めて目にするもの。

ローラー針って、多分これが「小児鍼」で使われるのではなかろうかと思うのですが、想像していたよりも、結構小ぶり。 針という名前がついていますが、鍼療所の先生が言ってたように針ではなくただの突起です。

最近、美顔用にナントカローラーってのがいろいろ流行っていますが、これもそういう用途にも使えるんじゃない?なんてちらりと思ってもみたり・・・。(笑)

そして、おぉ~っ!と思ったのが、集毛針!

多分、コレだ! こないだ「熱を抜く」為の治療で使ってたヤツ! 背中から肩・首あたりをチクチクやってたヤツ! (うつ伏せ状態なので穴子天丼には見えない)

押し込む使い方もあるそうで、(腫れてるとか、張ってるとか、籠っているとか)状態によって使い方も異なるようです。

そして、刺絡針のことも話題に出ました!

やっぱり、親指の爪の脇から血を抜かれたアレは、刺絡針(しらくしん)という東洋医学独特の治療のようです。

こういうのって、なんか来るべくしてというか知るべくしてというか、なんか不思議なタイミングがあるのだなぁと思った穴子天丼です。

 

・・・・えっと、なんだか人の鍼灸のお話ばかり書きましたが、講師の先生は"人間の"鍼灸師さんなので。(^_^;)

実習では、受講者が自分でツボを探して磁気灸を貼ったり、あと、爪モミなども。

そうそう、爪モミは薬指だけはやめた方が良いそうです。

指によってそれぞれ異なる効果があり、小指が副交感神経を優位とするのに対して、薬指は交感神経を優位としてしまうそうです。なので、薬指はやらないようにということでした。 

先生は、相棒で講座助手の盲導犬ウラルにツボ押しマッサージなどもやっておられるそうです。

犬や猫の場合、ローラー針で毛の流れに添ってコロコロなでてあげるのも良いそうです。(長毛種の場合は毛が絡んでしまうかも?)

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そして1回目の最後は、モリヤ動物病院の森谷医院長からのお話。(ペットのターミナルケアやホスピス医療に力を入れておられる病院だそうです)

介護で大事なのは、いじめること。

いじめるといっても、もちろん「虐待」という意味ではありませんヨ。

介護とは、本人(犬)の能力を最大限生かすことであって、助けることが介護ではない。

「立たせてへたり込んでも、ヘナヘナと座りこむその時に筋肉は付くんです。」

「徘徊も旋回も、本人(犬)がしたいならさせればよい。満足すれば寝ます。」

医療には当然のことながらお金がかかります。

終末期医療に正解はない。

どこまでできるか? 

自分だったらどういう最後を望みたいか? 

どんな姿で見送りたい(見送られたい)か? 

それをしっかり持つことで、自分の心の安定も持てる。

獣医師へは、心を開いて「こうして欲しい」・「限界はここまで」を伝える事。

そして、1日でも長く一緒にいられることを楽しんでください。

・・・というお話でした。

 

義父のこと、そして、その後に"ねぇ"といろいろ話したこと、いろんなことを思い出しました。

 

勉強会で教えていただいて、申し込んだのはちょうど@ぽち@にお灸を・・・と考えていた時期。 

講師の先生が"人間の"鍼灸を行う方ということで、正直、受講しようかやめようかと、少しばかり迷いがありました。 どっちかと言うと、飼い主側のケアがメインになりそうですが(^_^;)、「ホリスティック」の考え方は人も犬も同じ。 残る4回もじっくり学ぼうと思います。

・・・と言う事で、来年2月まで、ハーブとこの講座が続きます。

こっちの講座は、なんとレポート提出が必要なのです。ひぃ~。

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"ねぇ"とお留守番だった@ぽち@は、午後、ドライブに連れてってもらったそうです。

穴子天丼のほうが帰宅が早かった。

ナンダヨォ~。

家に帰って@ぽち@がいないと、なんか変です。

 

 

咳き込みすぎて、腹筋が痛いです。(-"-)

temp_101017_0940~01.jpgちょっと前。

法事3連続だった時に、立ち寄った本屋で買った本。

 

ちょうど、前日の第2回勉強会のテーマが「シニア期のケア」でしたので、立ち読みしたみたのですが、介護のノウハウが写真入りで満載。

手作り介護グッズ、寝返りの仕方(寝たきりわんこの場合、そのままゴロンは内臓が動いてしまったり、食道に溜まっていたものが逆流してしまうこともあって良くないそうです)、家でできる床ずれのラップケアなど、お役立ち情報がいっぱい。

 

老化はすべての犬にやってくること。

BDMのめざすところは、「少しでもそれを先延ばしにすること」、そして「寝たきりにさせないこと」です。

同期のセラピストでもある獣医師の言葉ですが、

「1日1回でも全身を触ってあげられれば、床ずれが減ると思いますよ。」

ほんとにそうかも。

介護が必要な犬だけでなく、子犬でも成犬でも、シニアにさしかかった犬でも、1日に1回でも、犬の体を全身 頭の先から尻尾の先まで、手足の先端まで触ってあげることで、犬の体は変わると思います。

そして、その時間を持つことで、飼い主と犬の気持ちも、より繋がると思います。

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