ベルちゃん

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先週、ベルちゃんが旅立ちました。

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「かわいがってくださってありがとうございました。

教えていただいたように、時々背中から尻尾の先まで、なでてあげてたんですよ。そしたら気持ち良さそうにしてました。

大好きな白いごはんを食べて、最後は眠るように静かに逝きました。」

 

先月から、時々お宅にお邪魔したり、お散歩途中に会った時にマッサージをさせていただいていました。

私は多分、@ぽち@以外の犬では泣かないと思っていたのですが、不覚にも飼い主さんの前で涙を流してしまいました。

 

翌日、お線香をあげさせていただきました。

ベルちゃんの白い骨壷の前には、お嬢さんが描いたというベルちゃんの似顔絵が飾ってありました。

 

ベルちゃんは、後ろ足に狼爪のある犬でした。

@ぽち@は前足にしかない犬だったので、初めて見た時はちょっとびっくりしました。

 

ベルちゃんは、雷や花火の音が苦手で、何度か脱走したことがあるそうです。

幸い隣の市で保護され、飼い主さんが引き取りに行ったそうです。

保護してくださったお宅や警察署で、お水や食べ物を出してくれたそうですが、ベルちゃんは全く口をつけずに、飼い主さんが迎えに来てくれるのをただひたすら待っていたそうです。

 

もっと仲良しになりたくて、事前に飼い主さんのお許しをいただいて、オヤツを持って行ったことがあります。(ベルちゃんは外犬です)

最初はちょっと警戒しながら、でもやがて差し出す手にそろりそろりと寄ってきて、そーっとやさしく食べてくれました。

その話をすると、飼い主さんはちょっと驚いていました。

 

「犬の喉仏ってね、イヌの形をしているんですよ。」

正面から見ても、横から見ても、オスワリした犬の形をしているんだそうです。

ベルちゃんは、今、白い骨壷の中できっとオスワリしてお母さんを見上げているんだと思います。

 

週末、ベルちゃんの家の前に、車が停まっていました。

きっと、離れて暮らしているお嬢さんたちが、お別れを言いに来たのかもしれません。

 

四十九日が終わったら、小鳥達が眠る庭に埋葬するそうです。 

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このページは、穴子天丼が2010年12月 6日 21:26に書いたブログ記事です。

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