『イヌは訓練されてはじめて犬になる』

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あき教授へのレポート(レポートなのでかなり長文です)

 

目からウロコがボロボロでした。
まず何の為にしつけが必要かあたしはその理由を理解してなかった。
「やっぱ、"待て"は必要だよね。でも、オスワリ・お手・伏せは、何の為?」って疑問を持ちつつも「とりあえずみんなやってるし、最低ラインでこれは教えるべきなんだろう・・」なんて思ってました。

あたしも著者と同じように「足元でゆったりくつろぐおだやかな顔をした犬」を夢見て@ぽち@と暮らし始めました。
・・・が、@ぽち@は、まさにハイ・スピリット。
もしかしたら、早くに親元を離れた為に「いろんな犬世界の常識が欠落してるただの暴れん坊」なのかもしれませんが、とにかく@ぽち@の行動は、ゴンと全く一緒です。
読み進みつつ「そーよ!そーよ!そーなのよ~。(;_;)」とココロの中で叫んでました。

 しつけと芸は違う。
 してよい事、してはいけない事を教えるのがしつけ。
 訓練はたった5つのコマンド。
 レベルアップは、それを実行する状況が難しくなるだけ。
 まず、No(イケナイ)を教えるテクニックが必要。
 不快を避ける方法を学ばせる。

いろんな事柄に、こうして理由を明確に書いてある本はほんとに少ない。
これまであたしが読んでた本は写真がいっぱい。「なるほど、こーやるのか」は視覚的にわかっても、「何故?」の部分がわからなかった。(いや、もしかしたら視覚的にわかると、何故の部分はどうでもよかったのかもしれない。)
この本でいろんな「何故?」がよく分かりました。

冒頭の何故しつけるか。
それはあたしが楽をするため。あたしが@ぽち@と楽しく過ごすため。それは逆に、@ぽち@にとってのしあわせでもあるんですよね。

@ぽち@が2階のトイレを覚えてくれたら、@ぽち@がコンセントを齧らないでいてくれたら、@ぽち@がカーペットをほぐしたりしないでくれたら、@ぽち@がスリッパを齧らないでくれたら、@ぽち@がお花の肥料を食べないでいてくれたら、道路を渡る前にちゃんとマテができたら・・・。思うことはいっぱい。

@ぽち@が○○してくれたら・・・。その続きに来る思いは「もっと穏やかに安心して一緒に過ごせる。」
この本は、あたしの最終目的をあらためて明確にしてくれました。それは、叱ることに疲れると、ついつい忘れがちだったけれど、頭に置いておくと、ずっとしつけも訓練も頑張れると思います。

いつもいつも目を光らせてる訳には行きません。眠っている時だけが平和な時間と言うのでは疲れ果ててしまいます。
歩調を合わせながら、一緒に四季の移り変わりやいろんな景色を見ることができるとなんと楽しいだろうと思うし、ちょっとの用事に@ぽち@を連れて行くこともできるかもしれない。
@ぽち@が良い子になればなるほど、@ぽち@とあたしの楽しい時間が増えるんですよね。

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あき教授、@ぽち@は今日落ちてるガムを拾って食べました。口を開けて取り出そうとすると、急いで飲み込みました。
@ぽち@はまだイヌです。犬ではありません。
あたしもまだ@ぽち@のリーダーにはなれていません。
でも、@ぽち@ともっと楽しく時間を共有できるよう、しつけと訓練を頑張るつもりです。

このブログ記事について

このページは、穴子天丼が2002年1月19日 20:07に書いたブログ記事です。

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