「知るクスリ」

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『飼い主大学』、2009年度最後の講義を聴講してきました。

今日のテーマは「人獣共通感染症」。

感染症とワクチンの話。
狂犬病・エキノコックス症の話。
感染経路や感染時の対策の話。
ペットから人だけでなく、人からペットに感染させてしまう病気についてもいくつか。

@ぽち@は、たまたまワクチンも狂犬病も同じ頃(3~4月)に接種しているのですが、副反応のこと・それぞれ他のワクチン接種までに開けなくてはいけない期間(生ワクチンで1カ月・不活化ワクチンで1週間)などを聞くと、やっぱり時期をずらしたほうがいいなぁと思った次第で・・・。
今年のワクチン接種は@ぽち@の体調を見ながら、なるべく早めにお願いしよう!

講義の中で見た、狂犬病を発症した犬の映像。
そして、発症後、わずか5~6日で亡くなった幼い男の子の経過をたどった記録映像(昭和20年代?)は、とてもショッキングで、狂犬病が本当に怖い病気なのだと思い知らされました。

世界中でも狂犬病の発生のない国は、日本を含めてごく一握り。
狂"犬"病という名前がついていますが、国によってはコウモリ・キツネ・マングース・アライグマなど、感染源は犬に限らずさまざまだそうです。

本来は接種が義務付けられている狂犬病の予防注射ですが、さまざまな理由で(または理由もなくor届け出もなく)接種していない犬は多いらしい。
WHOでは、地域の犬の少なくとも70~80%に免疫があれば感染は広がらない(集団免疫)と報告しているそうですが、日本での接種率は40%程度とも言われているそうです。

一方で、密輸や、コンテナにうっかり動物が紛れ込んでいたり、狂犬病発生国からの貨物船に同乗してきた動物が許可を得ずに上陸していたり。

日本で再び狂犬病が発生し、流行しないという保証はないそうです。
あの映像を見ると、そんな日が来ないことを心から祈ります。


ちなみに、人獣共通感染症の危険度セルフチェックでは、
・寝室にペットが自由に出入りできる。
・ペットとキスをする。舐められる。(キスはしないけど舐められます)
の2項目だけでも、めでたく「危険が忍び寄っています」判定だった穴子天丼です。

こういう講義を聞くと、日々の生活で見直すべき事がたくさんあり。(~_~;)
でも、だったらやめられるか?と問われると、今となっては(上の2つは特に)心情的に難しかったりもするのですが・・・。

必要以上に恐れない!
でも、決して甘くも見ないこと!
そして、自分が元気であること!

免疫力を高めようっと!
そして、家族と自分自身と@ぽち@の健康を守らなくちゃ!

そうそう。
ヒト専門のお医者さんから、「ペットを飼っていますか?」と聞かれることは少ない(ほぼない?)らしいので、何らかの症状があったり、長く続く不調があったりして、ヒトのお医者さんにかかる時は、「犬(または猫や鳥)を飼っています。」とか、「いつ頃、犬に噛まれた(または、猫に引っかかれた)事があります。」と申告した方が良いそうですよ。

講義の中で出てきた言葉が「知るクスリ」。

私たち飼い主には、正しい知識を得ることが、最大の「クスリ」だったりする訳です。

思えば、『飼い主大学』で聴講した4回の講義もすべて、穴子天丼にとって「知るクスリ」だったように思います。

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晩御飯を食べながら、"ねぇ"に話していたのを聞いていたのか、この日の@ぽち@は、穴子天丼のお布団にもぐりこんでは来ませんでした。

ず~っと布団の上。
足元に丸まって乗っていました。(~_~;)

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オーグメンチン

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このページは、穴子天丼が2010年1月24日 17:01に書いたブログ記事です。

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